アーティスト・イン・レジデンス

So ArtsではArtist In Residence（AIR）を行っています。

AIRは次世代のアーティストの活動を支援するプログラムです。

レジデンスアーティストに採択された方は期間中スタジオを特別料金でご利用いただけます。

※アーティスト・イン・レジデンス（略称：AIR）とは

アーティストが一定期間特定の場所に滞在し作品制作やリサーチ活動を行うこと

またはアーティストの滞在制作を支援するプログラム

−なぜAIRを行うのか　舞踊家・振付家/ So Arts代表　苫野美亜

作品を創るというのは、絶えず自身と対峙し物事を深く考察し、環境や時間の経過と共に創出されていくものだと思います。

一つのものを創る時に掛ける労力や熱意。私の場合、どんなに時間がかかっても惜しみなくそこに注ぎ込みたいと思っています。

時間をかけたから良いとは一概には言えませんが、創作する場所を持たない時はどこか不安定で、限られた時間内に仕上げなければならない、、

そのような強迫観念に駆られることもあります。安定して創る場所がある、それがどんなに有り難いことか。

創る場所を確保し、予算を捻出する。創る以前に疲弊していたこともあります。

最近は、スタジオを所有する主宰の先生方のご厚意により、創る場所を提供頂けることも増え、本当に感謝の思いでいます。

尚更、自分がスタジオ運営を始めた際には、次世代の振付家に場所を提供したいと考えるようになりました。

とはいえ、個人規模で運営しているのであまり気前よく広げられないのが現状です。

ギリギリまで無償提供の方向で協議を続けたのですが、運営にかかる経費等を考え、特別料金でのご提供、内容によっては減免対象として、支援したいと思う方には制作場所を提供させて頂くことにしました。

必須条件である、ワークショップやショーイングを行うことにより、より対外的な活動の一歩になればと願っています。

私は、横浜にあるBankARTのレジデンスアーティストとして活動していた時期があり、そこはただの制作場所ではなく、そこに集うアーティストとのコミュニティが生まれたり、コラボによって作品制作したり、影響し合うという経験をしました。

舞踊に限らず、いつか様々なジャンルとのクロスが出来れば素敵だなと思っています。